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2006年9月 5日 (火)

リリントン・ストリート

Dsc00086 1961年(昭和36年)のコンペによって生まれた公営の賃貸団地である。2000人のコミュニティで90人の高齢者のためのシェルタードハウジング、2つの診療所、3つの大衆パブ、10カ所の店舗、コミュニティホール、公共図書館など多くの施設を有する団地で、1968年から建設が始まり1972年に完成した。

 日本では千里ニュータウンと同時期の開発になるが、その質の高さには驚かされる。煉瓦とコンクリートの妙は見事で、バルコニーから育った低木が繁茂している姿も似合っている。千里ニュータウンがマッチ箱を並べた団地群を作っていた時代に、戦勝国であるとはいえこれほど良質な建物群とコミュニティを造り上げていたと思うと、複雑な思いがある。

 この団地には日本からも多くの視察団が訪れており、まちづくりの参考書でよく目にする集合住宅である。屋上歩廊を持ち、上層階にもコミュニティの場を持つ仕掛けは建物の外観だけではなく計画者のコミュニティ形成への並々ならぬ意欲が感じられる作品でもある。この建物は多くの賞を受けており、第1期と第2期は英国遺産としても登録建築物グレードⅡ+に登録されている。
Dsc00088

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