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2012年5月15日 (火)

多摩ニュータウン:高齢化の実態

平成22年の国勢調査では、多摩ニュータウン内の町丁目別のデータで比較すると、平均年齢の最高が54.5歳、高齢化率41.8%は何れも多摩市豊ヶ丘5丁目となった。

 

当該地区の特徴は昭和51年(1976年)と53年(1978年)に分譲された中層520戸と、賃貸の高層88戸の複合地区で、平成22年の時点ではすでに32、34年程が経過しており、住宅のローテーションとしては2世代目に入っているとも言える。地区内は圧倒的に分譲住宅が多く、分譲については66㎡~91㎡の住戸規模を持つので、住み替えせずに住み続けてきたことから全体として高齢化が進んでいる。当初から住み続けていれば、例えば35歳で入居すれば60代後半に達していることになる。また、その子供も5歳の子が30代後半になっているのだから、親を残して子供達の多くが独立して転出しているというのが現在の状況である。そして親である高齢者だけが残されたというのが現実の姿。

 

確かに公営住宅にも高齢者の単身者が増えるのだが、分譲マンションや戸建て住宅にも高齢者夫婦が残されるという現象は通常現れる姿として顕在化してくる。諏訪の都営住宅には60歳を切っ掛けに単身入居が解禁になるので、必然的に単身高齢者が増加するが、分譲の場合には高齢化した高齢者が出ていくことが出来ずに留まっていて、子供である世代が転出するという構図がある。従って単身化というより夫婦のみ世帯が多くなり、やがて単身になる順序がある。

 

こうした高齢化の進展は当然予測できたはず。5年前の平成17年の国勢調査のデータでは、高齢化率29.5%で、平均年齢50.4歳だったが、そのまま5年を経過するとそのまま平均年齢も上がっていくことも承知していたはず。分譲住宅への住宅施策は一般的に講じられないし、何か問題が起こらない限りそのまま推移することしか無いのが現実。果たして予想通り高齢化は進み、見事に多摩ニュータウン一の高齢化の筆頭団地になった。

 

今後は住み続けるしかない分譲団地でさらに高齢化が進む。その中で住み続ける仕掛けをどのようにできるかが未来を占う。ある団地では外断熱改修をした。エネルギー消費が2/3に減った。電気代が上昇する中で、生活費の防御は重点施策になる。少しでも節約した生活が尊ばれる時代になった。その中で単身生活は無駄が多い。なんとか単身者同士が寄り添って一緒に生活することができないか。共に協力して住むことで無駄のない生活ができないかが、私のテーマ。多分、ライフワークかもしれないと思うと、ちと熱くなる。『安気な住まい』の実現にみんなの知恵と希望が集まることを期待したい。

 

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

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