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2016年5月20日 (金)

50年後の日本「農業と林業」

都市から農村に移住する人が増えている。私の知人にも都心居住から多摩ニュータウンを足がかりに長野県駒ヶ根市や群馬県みどり市に移り住んだ家族がいる。どちらも過疎化を防ぐために都市部からの移住を歓迎している地域ではあるが、次第に農林業の従事者は安定しているようだ。農業人口の推移も嘗てのような減少は見られず、新規就労者も流入してきている状況もあり、ようやく国内での農業や林業の役割も消費者と近くなっているように思う。というのは、道の駅などでの直販システムが消費者の目に届いているせいかもしれない。

農業が身近に感じられると、若い人の農業への興味も広がるというもの。地方の余剰農地は農業従事者の誘引要素でもあり耕作放棄地の再生にも繋がり、ひいては日本の食料安全保障にも貢献することになる。大都市の産業がアルバイト的な端末業務になりがちな事情から脱却するためにも、農業や林業を通じての地方ビジネスの可能性を体現する若者の力は欠かせないものである。特に農業や林業は基本的には個人ビジネスでそれを農協などが支える構図だったのだが、すでに農業法人などが育ち始め、大規模にビジネス化する知恵も生まれつつある。

小さな農地での小さな経営ではなく、小さな農地を統合することで合理的なビジネスを展開しようと言う動きが農地でも山林でも生まれている。こうした統括ビジネスを推進するのは若い世代である。日本の人口は50年後を見据えると三分の二に減少する。その時の食糧事情は今とは大きく変わっているはず。また、住宅などの建材としての林業も海外材の収奪ではなく国内産でまかなえることになれば最も経済的でもあるという流れになるはず。

戦後の日本は海外の資源を収奪して成長してきたように思う。それを私たちは自国での循環経済に方向を変えることと、これまで収奪した国々への支援として循環型経済の推進を伝搬するためにも新しいトレンドとして農林業の経済循環を推し進める努力が必要なのだと痛感する。50年後の日本は食料自給自足をかなり高い状況に導くことが日本の安定を得るための欠かせない方向だと思われるし、間違いなく可能な目標でもあるように思うのだ。

農業の就業者が減少する時代は終わった。むしろ国内農業が新しい農業へ方向転換する黎明期でもある。さあ、「農業と林業」の自立ある経済確立に向けて応援していこう。まずは国内産の農産物を買うことから始めよう。その為には季節を楽しむこと、露地物を愛することから始めよう。今はトマトやきゅうりが旬だし、サヤエンドウも国内産が出回っている。季節を感じて国内の農産物を物色するのも楽しい。身近のスーパーで国内産表示のものを選別することで農業を支えることができれば意外と自給自足は早く来るかもしれない。

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