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2016年8月19日 (金)

50年後の日本「食料安保に関するリスク」

とうもろこしが美味しい季節だが、実はとうもろこしの98.7%はアメリカから輸入している。日本で食べているのは穀物のとうもろこしではなく野菜のスイートコーンだそうで、自給率は100%近い。だから夏のサイドメニューのとうもろこしは日本産ということになる。またスイカも日本産意外は見かけないが、いんげんはオマーン産がスーパーに並び、バナナは100%外国である。国内産の自給率で思いがけず少ないのは筍(たけのこ)で8%しか国内産が出回っていない。これは生の筍でなくシナチクや加工品が殆ど中国産であることから実質的な国内産の普及がないのだ。

また、あの醤油が国産ではないという。原料の大豆が100%輸入だから結果として国産にはならないというのだが、同様に納豆だって豆腐だって大豆をベースにしたものは結局海外ベースの食品ということになる。反対に、米は100%自給しているものの小麦は殆ど輸入である。その他、畜産に係る飼料や肥料なども輸入がほとんどであり、野菜類も根菜類を中心に海外依存が高いのが現実である。こうした食料安保に係る産業の外部化であるが、いつの間にか国際的に拡大しており、塩サバはノルウェイ産だし鮭はチリ産の養殖物が出回つている。それにワインやウィスキーは当然のように海外ものだし、最近では地産地消型のビールや日本酒だって海外生産のものが輸入されている。

こうして見てくると、私達の周りには世界のモノが確実に浸透しており、すでに海外のモノを除外する生活なんてありえない状況にまでなっている。これを、今更鎖国なんてことはできない実情を認識すると、こうした状況を如何に有効に活用していくかという認識に立つようになる。つまり今や世界は互いに相互補完しており、流通の中で世界経済がバランスを取っていることを認識して、広く交易がなされて相互支援が生まれていくことが基本になっていくのだと改めて認識するのだ。

世界での食料自給率は年々減少してきている。それは致し方無いという意味で受け入れるしか無いのかもしれないが、どこかで安全を失うと毒まんじゅうを食べてしまう危険もある。それを未然に防ぐには出来る限り世界が平和になり、各国との情報交換が多様に展開できる環境が整うことである。そうなれば相互の信頼が基本であることがさらに国際的な常識として広がるに違いない。

友人がハワイで高級寿司屋に入って食べたそうだが、ネタは殆ど日本からの輸入だったそうだ。食料もピンからキリまでグローバル経済に左右されているということだろう。もう鎖国は無理だなと思う。かの北朝鮮だって、日本はそっぽ向いているけど、いろいろな国との貿易をやっていて、お偉いさんの食卓には高級寿司も並んでいると思う。それがグローバル世界なんだよね。ちゃんと裏の世界もあるんですよ。

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