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2016年11月21日 (月)

50年後の多摩ニュータウン : 「少子化で子供がいなくなったなんてのは嘘」

世間で判を押したように揶揄される多摩ニュータウンである。なんだかヘイトにも思える思い込みや誤解が常識であるように吹聴される。「少子化で子供がいなくなった」「高齢化と老朽化が押し寄せる」などと簡単に言い告げられてあたかも真実の如き噂が流れる。確かに40年も経つ団地には子供が少なくなった。しかし新築には若い世代が集中するし、保育園を併設しないとマンションも売れない時代。共働きの過程だから、比較的駅近のマンションや団地には子供の声は途絶えていないし溢れている。

嘗ての専業主婦の居た時代ではない。共働きだし子供は学童保育園や塾、スクールに行っている。遊びは外遊びではなくテレビゲームで家に篭っている。たとえ野球やサッカーをしていても管理されていて、広場で自主的な三角ベースなどはない。すべて大人が管理したグラウンドでクラブ活動をやっている。日曜日などは親がかりで整備されたグラウンドやサッカー場は弁当持った親子でごった返している。

今の若い世代は嘗ての子沢山の時代でもなく、一人っ子の家庭も多い。経済的な子育てが大変だから出生率は減っているし子供の数も減った。さらに出産を受け持つ女性の数が減り続けているのだから相対的に子供の数も減る。ただし、それは多摩ニュータウンのみの問題ではなく全国一律の問題なのだということを認識したい。

子育て世帯は殆どが共働きなので、みんなが駅近の保育園に入園させるので「子供の声は保育園」にあふれている。私の事務所は保育園の隣りにあるので、いつも朝の保育園送りは賑やかだ。通勤の途中で子供を送り届け、しごとに赴く。ときには祖父や祖母が送り届けている姿も見受ける。日常的にこうした、子供を預けてすぐに通勤するというスタイルが日常的に行われているのである。

同じ保育園でも駅から離れた団地周辺では子供の数が減っているので閉鎖するという保育園もある。一方で駅前には新規に保育園が整備されているという現実なのである。多摩市では保育園の受け入れは、数としては間に合っているが、ニーズが集中する区域が偏っているのである。多摩ニュータウン開発初期に供給した保育園はその役割を終えている。

今、駅前で子供を預けて、昼間は空きの多い保育園で保育して、子供の受け取りは住宅地の中の保育園に迎えに行くというスタイルも検討されている一部自治体では行われているらしい。子供のデリバリーが時代にあったシステムなのかもしれないが、アメリカのように保育は過程でナニー(保育請負人)に頼むってのもありかもしれない。

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コメント

秋元様 ご無沙汰しております。
先週ブログの更新が無い時期があり心配しておりました。
きっと遠くにお出かけだったんでしょうが。

先月出雲、松江、姫路、神戸と古いものを見てきました。
来年はカンボジアに古いお寺見に行きます。

50年後の多摩ニュータウンには 団地保存館 というような博物館はできてますかね?

寒くなりました。お体ご自愛くださいますようお願い申し上げます。 では!

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