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2017年12月13日 (水)

後期高齢者が1/4を超える地区の姿は

多摩ニュータウンで見れば多摩市愛宕3丁目。東京都全体で見れば檜原村と奥多摩町が後期高齢者率が25%を超える。多摩市の場合は都営住宅が集中する地区で政策的に高齢者が集められ過密化しているのだが、檜原村と奥多摩町は過疎化である。東京と言えども過疎は避けられないし、大都市でも都営住宅は高齢者のセーフティネットになっているのでこれも現象としてはやむを得ない状態と言えそうだ。共通しているのは、どちらも好ましい現象ではないことで、できれば改善すべきだという点である。

過疎化も高齢者の集中もそこにいる高齢者には罪がない。ただ、過疎化は生活の不自由さを顕在化させ、出るに出られぬ境遇を受忍して住み続けることに拘つているしかなく、一方の都営住宅では住み続けた環境を離れたくはないが、資金的にも環境的にも無理があるので都営住宅を選ばざるを得なかったという消極的な選択がある。だから政策的に集められた高齢者が互いを支え合うのではなく、鉄の扉で囲われた孤立したコンクリート住宅に孤独死覚悟で住み続けるという哀れな選択を余儀なくされた末路でもある。しかも高齢者の集中は地域からの差別化を生み出す原因にもなる。いずれにしても歪な社会現象であることは確かだ。

こうした現象に対して過疎地では住み替え支援を、都営住宅ではエレベーターのある住宅への建替を進めているが、住み慣れた地区から離れられないので生活に困難を極めるし、建替は家賃の上昇でさらに低家賃の公営住宅に移住しなければならない高齢者もいる。下には下があるもので救いようのない状況に立たされる高齢者を救うことも施策になる。ただ、本当のところは過疎地では支援を受けるなどで住み続けることが理想だし。都営住宅では共に暮らせる低家賃のコレクティブ住宅などに住み替えるのも手なので、住まい方の選択肢を広げて多様なライフスタイルを提供できないかと思うのです。やはり、高齢者だけが集まるのではなく、若い人たちとの共生が鍵になるのではないかと思うのだ。

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