2013年1月16日 (水)

『ニュータウン再生』と『ニュータウンの未来』をアマゾンからキンドル版で販売しはじめた。

紙の本での再販に限界を感じていたのだが、いよいよ日本もデジタル出版の時代を迎えた。そうアマゾンが日本での電子出版を始めたのだ。まだまだ日本の業界との鬩ぎ合いがあるようだが、世界に即座に公開されるという環境は画期的だ。だから表題の二冊はとりあえずネットで買えるようになった。価格は『ニュータウン再生』が300円、『ニュータウンの未来』が99円という価格にした。紙媒体での販売は税抜きで1500円の設定ではあるが、現在販売していないので紙媒体への影響もないし、頒布する目的からすると気軽に情報として読める方がいい。特にデータそのものは2005年と2007年の本ということで見劣りするので、適当な値段かなと思っている。なお『ニュータウンの未来』はPDF版の公開をしているので、その方がいい人はそれでいい。

待ちに待ったアマゾンのデジタル出版である。時代は紙媒体からCDやDVDなどの媒体に変わって電子出版という流れになった。そして、それがネット出版に替わったという流れである。音楽の場合もレコードの時代からCDやMDの時代を経て、今ではネット販売の時代に入っている。価格も数百円という低価格で音楽が身近になった。だから嘗てのレコードショップは消えて、レンタルCD屋も次第に消えていく運命にある。時代は変わるし技術は進歩する。さらに快適に容易に音楽もそして映像も身近なものになってくる。そして出版も同様である。

今、嘗てのウォークマンは誰も持っていない。殆どが小さなMP3プレーヤーによって音楽を楽しんでいる。携帯電話やスマートフォンなどと一体の機種も多く、イヤホーンにも技術開発が重ねられ、音質の良い、しかも周辺の雑音が消されるような製品もあり、益々音楽環境を身近にさせる仕組みが生まれている。だから、音楽ビジネスは大きく展開していて、世界の音楽が今パーソナルな生活の場に入り込んでいる。

いずれ出版の社会も大きく変化する。音楽と同様、ようやく紙ではない、CDではないネット版の媒体が出始めてきた。そして、その可能性は大きい。たとえば本につきものの図版である。印刷費の節約からカラーでの添付は難しかった。しかし、デジタル版ではカラーが当たり前になる。中には動画が組み込まれることもあるだろうし、インターネットに飛んで聴取することもできる。まだまだバッテリーの持ちの悪さが携帯性を制限しているが、画面表示などの省電力化が進めば、長時間カラーで利用することが可能になる。現在、キンドルの白黒で8週間電池が持つ。しかし、カラー版では9時間である。まだまだ開発の余地のあるジャンルであるので、日進月歩の進歩が楽しみでもある。

こうしたネット出版の可能性はもっと広がる。たとえば『ニュータウン再生』を英語版や中国語版、スペイン語版にすれば世界市場は拡大する。日本のニュータウンというオリエンタルでエキゾチックな響きのある日本のニュータウンを垣間見たい願望はあるはず。それが格安の情報だと解れば世界のユーザーはとんでもない数になる。最近は自動翻訳も性能が良くなった。だから機械的に翻訳したものをよく理解った専門家が修正すれば意外と簡単に翻訳ができる。そして世界への販売も可能である。ネット出版の可能性。大いに推進すべきである。

2013年1月 6日 (日)

気候変動:北極圏の寒波が降りてきている

ロンドンが9℃、パリで8℃、運河の全面が凍るはずのアムステルダムで8℃。ヨーロッパは温かい。一方、日本は寒波襲来で寒さに震えている。確かに偏西風を見ると寒帯ジェットが北極圏から降りてきている。シベリアから北朝鮮、そして日本の関東以北に寒さが襲ってきているようだ。手元のスマートフォン情報ではソウルの現在の気温は-15℃、北京が-13℃、モスクワが-3℃だから寒波が集中していることが判る。ヤフーの気象情報の長期予報でもこの寒波は続くようだという予報が出ている。

最近のスマートフォンは世界の気温情報や天気状況を瞬時に知らせてくれる。世界旅行を考えるのにも便利だし国内だって詳細情報が手に入る。東京都心と多摩ニュータウンとの温度差を瞬時に比較できる。だから面白がって各都市の気象ナウを検索してみるのだが、こうした情報がもっと緻密になれば登山計画だとかエネルギー計画だとか、多方面に生かせそうなものとなりそうだ。

全国の気象予報では『予報期間1ヶ月 2013年1月4日発表 期間の前半は、北・東日本を中心に気温が低く、北日本ではかなり低くなる所がある見込みです。』とある。まさに偏西風の示す通りであるが、これに因る雪対策や寒波に対する暖房費の計画、スケートリンクのエネルギー使用量の計算など、気象に因って必要となる費用負担も変わってくる。今季は、シーズン初めは雪が心配だったので人工降雪機の利用が必要だったが、これほど降雪があると、その心配も無くなったかもしれない。むしろ寒すぎて、暖房費の負荷が掛かっているかもしれないのでなんとも言えないが、降るべきものが降って、異常な気候は無いほうが良い。しかし、偏西風は動くし、その変化が大きいと何かと問題が発生する。今季は雪下ろしで苦労している。

これまで、幾つかの亜熱帯ジェットと寒帯ジェットの図を見てきたが、どうも偏西風の様子は亜熱帯ジエットを浴槽と考えれば、その中で寒帯ジェットが対流しているように見える。その滞留の動きが北極圏に近づくと寒気を呼び込んでくる動きになるという流れだ。正確に表現をすると、寒帯ジェットが北極圏に近づくほど熱を奪われて、その低温の空気が押し出されて南下した所の空気が冷えていくという仕組みになる。熱を奪われた(冷やされた)空気の移動が寒波を運んでくるという仕組みを少しずつ偏西風の蛇行図を見ながら学習している状況である。

私が偏西風の蛇行図を見始めたのは昨年の夏からなので、まだまだ偏西風初心者であるのだが、気象予報士は当然の情報として心得ていることを、素人は経験的に学ぶという所に楽しさもあるように思う。なんだか、新しい発見に出会うようなウキウキする気分になるのは狭い世界を楽しんでいる小心者の体験。お釈迦様の手のひらの上で遊ぶ孫悟空の気分かもしれない。それでも気象予報士まがいの体験を楽しめればいいのかなと思って、時々偏西風を報告しようと思う。

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